疲れやすい人は「エネルギー管理」が課題
フリーランスやひとり起業は、自分のペースで働ける自由がありますが、疲れやすい人にとっては「エネルギーの管理」が大きな課題と考えています。
なぜなら、疲れやすい人は複数の「疲れ」の要因をもっていることが多いからです。エネルギーの管理とは、自分がどういった環境や場面で疲れるのか知ること。そして対処や対策をしていくことです。
自分の疲れを知る方法
1 疲れをメモする
まずは「疲れ」を記録することから。
STEP1 「疲れ」を記録してみましょう。
疲れたと感じたとき、「どんな出来事があったか」を記録します。
STEP2 理由も書いてみましょう。
「なぜ疲れたか」思いあたる理由や気持ちを書いておきます。
2 分析マップをつくる
分析マップをつくることで、具体的な対策がしやすくなります。
環境によって心が疲れる状態や場面
例えば、
・嫌いな人との付き合い
・大切な人やものを失った
・転居
環境による肉体的疲れ
例えば、
- 子育て
- 介護
- 移動
- スマホの見過ぎ
私は遠距離介護中ですが、往復3時間の運転や実家の雑務や両親の病院のつきそいなど、疲れるなと思うことが多いです。夫や弟、ケアマネさんやヘルパーさんに頼りながら仕事をしています。
生まれもった気質で心が疲れやすい
・人の気持ちに共感しすぎてしまい、話を聞いているだけで相手と同じような気持ちになってしまう。
・ちょっとした日常の出来事も、正しい判断だったのか別の言い方がよかったかたかなど深く考えてしまう。
・大勢の人の中に入る、人と会うと疲れる。
いわゆる繊細さんHSPといわれる方、内向型の人は生まれもった気質で心が疲れやすいとされています。人と会う回数を調整したり、瞑想をして考えない時間をつくるなど工夫が必要です。
生まれ持った体質で体が疲れやすい
- 筋肉量が少ない
- 体力がない
- 低血圧症
生まれ持った体質でどうにもならないこともありますが、自重で軽い筋トレをしたり、睡眠時間を確保するなどできることを見つけることも必要です。
その他、年齢や病気なども心も体も疲れる要因のひとつかと思います。
分析マップをつくると、「変えられること、変えられないこと」が見える化できので、対策が明確になるメリットがあります。
成果を出す3つの秘訣
1. 自分のペースで働くスケジュールを設計する
ひとり起業の大きなメリットは、自分でスケジュールを決められることです。
例えば、
- 週4日、5時間働く。
- 疲れが予想される用事があった翌日は午前中だけ仕事をする。
など、スケジュール調整をしましょう。
また、集中力が最も高まる時間帯を把握し、その時間に集中して重要な作業をするもの大事です。例えば、午前中に最も活力がある場合は、その時間にクリエイティブな仕事や集中力を要するタスクをこなし、午後には比較的軽い事務作業を行うのもおすすめです。
60分に1度休憩やストレッチなどを入れて、エネルギーを回復させる時間を確保することも大切です。
2. 自分らしい売れ方を見つける
疲れやすい人は、一般的な起業塾で教えられる「売り方」やマーケティング方法が疲れのもとになることも。
「とにかく行動」と言われても、疲れて行動できない自分を責めてしまう。心も体もムリをして負のスパイラルに陥ることも。「合わないな」「うまくいかないな」と思ったときは、「自分らしい売れ方」を見つける時かもしれません。心地よく続けられる方法を見つけていく必要があると考えます。
3. 自己ケアを優先する
疲れやすい人にとって、自己ケアは仕事の成果を上げるために欠かせない要素です。
毎日の生活に適切な運動、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠を取り入れましょう。また、心が疲れやすい人はメンタルヘルスの維持も重要です。
- 瞑想
- 座ってできるストレッチ
- アロマやお香を炊く
などリラクゼーションの時間を設けることで、ストレスを軽減し、エネルギーを回復させることができます。自己ケアを怠らないことで、長期的に見ても安定した成果を上げることができるはずです。
まとめ
疲れやすい人が、フリーランスやひとり起業で成果を出すためには、疲れの種類を知り、ひとつ1つ対処していくことが大事です。
自分にとってどんな働き方が心地よいのか。自分に合ったケアをすることでエネルギーを無駄にせず、持続的な成果を上げることができるでしょう。
疲れを知るも自己理解の一部と思います。まずは「自分を知る」ことからはじめてみませんか?